シュリスペイロフ「世界0.7周ツアー」@渋谷La.mama

シュリスペイロフの東京初ワンマン。とてもよかったです!今、とてつもなく格好良いバンドです、シュリスペイロフ。札幌ワンマンが残っているのでたたみます。
シュリスペイロフのライブは何度か見ているはずなのに、初めてライブを見て、すごく良いバンドを見つけてしまったかのような衝撃。そもそもシュリスはライブを見て好きになったバンドだけど、こんなにも格好良いバンドだなんて分かっていなかった。
去年のshimokita round upの時に「空白に向かっていくよ」等の新曲をいくつか披露していた。その時、「レコード」や「トロイメライ」等が好きだったわたしは、ちょっと違和感を感じて、自分の好みとはちょっと違う方向にいってしまうのかなと思った。あれから1年近く経って、「0.7」がリリースされて、今日のワンマンライブを見て、わたしは「0.7」の世界にどっぷりはまって暫くはそこから抜け出すことができそうにない。
宮本さんが、前作までは「小さな世界」を歌っていたけど、「0.7」ではもっと「大きな世界」を歌えて良かった、という話をしていた。「小さな世界」を出て「大きな世界」に踏み出していく、でもそこから見ている世界は寂しい、だけど共感できる。そんな「0.7」の曲達の歌詞が、わたしは好きです。
「空知らぬ雨」で泣いた。壮大で、強くて、格好良くて、だけど悲しくて、寂しくて、色んな感情が混ざり合って泣いた。
ライブでは感情を揺さぶられっぱなしだったけど、ブチョーのMCで和んだ。二人にいじられっぱなしのブチョー、素敵だなぁ。即興五・七・五で今の感情を表す、というむちゃぶりをされていたけど、野口さん曰く「小学校2年生みたい」な五・七・五もかわいかった。
今まで好きだったシュリスペイロフの優しくてあったかい部分に加えて、こんな一面もあったのか!と新発見の連続のライブで、ますます大好きなバンドになりました。今、見ておくべきバンドだと思う。

0.7

0.7