ANALOGFISH TOWN MEETING #3@harajuku VACANT

アナログフィッシュの3ヶ月連続アコースティックライブ「TOWN MEETING」の東京での最終回。こんなにすてきな企画が終わってしまうなんてもったいない。対バンも3回とも素晴らしかった。毎月じゃなくていい。気が向いた時でいいので是非またやってもらいたい。
今回の対バンはキセル。二人のハーモニーはとても心地よいし、ギターの音一音一音に愛が溢れているように感じる。
「町医者」の前のMCで、この曲のきっかけになった子供の頃の思い出話をしていた時に思ったけど、兄弟二人でユニットを組むって凄いと思う。同じ環境に育って、同じ思い出を共有して、大人になって同じ仕事をしている。そこに第3者がいるわけでもなく(サポートの人はいるけど)。生まれた時からずっとずっと誰かと一緒にいるって、どういう事なんだろう。自分には兄弟がいないのでよく分からない。
「ナツヤスミ」を初めて聴いたけど、とても気持ちが良かった。豆電球の照明がキセルの雰囲気にとても合っていた。
アナログフィッシュのセットリストはこちら

1.Living in the City 2.ガールフレンド 3.チンパンジー 4.Queen 5.風の中さ 6.kiss 7.曖昧なハートビート 8.ハミングバード 9.行くのさ 10.荒野 en.Town

最近やっていないレア曲が!健太郎さんがベースではなくギターを弾く曲がいくつかあったけど、そうすると下岡さんはギターを弾かない時もあって、ストラップは肩にかけたまま、まるで斜め掛けバッグのようにギターを背中にぐるっとまわしていたのが可笑しかった。
チンパンジー」や「Queen」が聴けて嬉しい。「Queen」の前に、この曲はハチクロを読んで感銘して勝手にテーマソングを作ったという話もしていた。
「行くのさ」から(MC挟んだけど)「荒野」への流れがとても良かった。決意の表れというか、真っ直ぐと前を見据えて進んで行く感じ。今年のアナログフィッシュの活動は10月10日の野音に全てを向けてという感じだけど、その片鱗が見えそうな気がした。これからもアナログフィッシュについていくのが楽しみだ。今は本当に期待でいっぱい。
アンコールは「Town」。横から見ていたら、チカチカ点灯する豆電球が街の灯り、高く積まれた四角くて大きなアンプが高層ビルのように見えた。いつものライブハウスじゃこんな風に見える事はない。またこの会場でアナログフィッシュが見たいです。